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アロイジア

才能と美貌を持ち合わせているが故の高慢な性格が玉に瑕(きず)な人。 美しくあることが生きる意味とすら思っており、自分の美貌に執着しているところがある。

 

モーツァルトの求愛に応えることはなかったが、その後同じ舞台を共にする同業者として彼を尊敬し頼りにしていた。 ランゲとの間に6人の子供を授かったが、浮気性な夫に嫌気がさし実家に帰る。

 

実家には夫を亡くした妹コンスタンツェも子供と共に帰ってきていた。 心穏やかに暮らせる部屋を探していたアロイジアは、妹から「夫と住んでいた家なら貸せる。」と言われ、その提案に乗ることにする。

ベーズレ

男版モーツァルトの呼び声も高いダジャレ・スカトロ・セクシャルなんでもござれの庶民派アイドル。 何に対しても誰に対しても開放的な性格で、からかわれているフリをしながら相手をからかうような頭の良さを持つ。

 

ベーズレはモーツァルトが葬られた墓地を訪ねるために1人ウィーンへやってくる。 慣れないウィーンの空気も、愛する従兄が親しんだのだと思うと不思議と肌に馴染むようだった。

 

数日の滞在を終え故郷アウグスブルクへ戻る日、ウィーンは稀にみる豪雪に見舞われる。 帰路を失い困り果てたベーズレは、コンスタンツェ(モーツァルトの妻)の厚意を受け、モーツァルトが暮らしていた部屋で春まで暮らすことにする。

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